このページでは、専用ボックスを使った単身プランの選び方について詳しく説明しています。
各引越し会社の専用ボックスのサイズや、積載荷物量の目安など、これから専用ボックスの単身パックを使う予定の方はチェック必須の内容となっています。
このページでは、「単身引越し会社選びの5つのコツ」の2つ目、
“荷物の量にあったボックスサイズを選び方”
について説明していきますよ~。
目次
家電を運ばない人はSサイズやミニサイズを!
専用ボックスには、ミニサイズと通常サイズがあります。
冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を運ばないという方は、ミニサイズで十分だと思います。
ミニサイズ(Sサイズ)のボックスは、奥行や高さが通常サイズよりも小さくなるため、積める荷物はかなり少ないです。
もっとも人気の高いクロネコヤマトのミニタイプと、日通のSサイズをまずは見ていきましょう。
クロネコヤマトの単身引越サービス「ミニタイプ」
見ての通り、ミニタイプはダンボール箱と布団のみを積み込むのが基本のようです。
ボックスの大きさは、「1.04m×1.04m×1.30m=1.40㎥」となっています。
- ダンボール箱が15個くらい
- 衣装ケースが3箱
- 布団袋が1袋
これくらいで満タンです。
何度も言いますが、冷蔵庫・洗濯機がないなら、荷物をなるべく減らしてミニタイプを選んだ方が安いです。
最安値は11,000円。
同一市区内で割引適用の場合の料金です。
近くに引越しをする場合で、家電を運ばない引越しなら、このプランで十分かもしれません。
日通の単身パックS
日通の単身パックSは、ヤマトのボックスサイズとほぼ変わりません。
ただ、日通の方が高さが20センチほど高いので、その分少し多めに積めるのかなという印象です。
単身パックSの特徴は、
「冷蔵庫はOK!」
ってとこですね。
ヤマトは基本ダンボールが中心でしたが、日通は冷蔵庫だけならOKだそうです。
しかし、その分ダンボールの数は4つか5つくらいしか積めません。
まぁヤマトの方でも、小さめの冷蔵庫なら積めるでしょうけどね。
日通の単身パックSは、
冷蔵庫は持っていきたい!あとはダンボールが少しと電子レンジくらいでOK!
という方に向いてますね。
料金は、
最安値が15,000円~。
3つの割引を適用しての価格です。なかなか安いですね。
ただ、時間指定とかをして追加料金がかかったりすることを考えると、
ヤマトのミニタイプの方が良いかもですね。
SGムービングのカーゴプラン
続いて、佐川急便さんが運営しているSGムービングです。
SGムービングには、「カーゴプラン」があります。
SGムービングのカーゴはかなり小さく感じると思います。
なので、カーゴプランも家電を運ぶ引越しにはあんまり向いていないですね。
運べたとしても冷蔵庫1つが限界かと。
公式サイトでは、
- テレビ
- ミニコンポ
- 掃除機
- パソコン
- カラーボックス
- 座卓
- ダンボール5個程度
くらいがおおよその積載量だそうです。
ヤマトのミニタイプより、ほんのちょっと大きいくらいですね。
不安なのは、公式ホームページに料金の記載がないことですね。
他の業者も、実際に見積もりをするまでは確定料金は分かりませんが、最安値や追加料金などの記載があるので、そのあたりが不明なSGムービングは、僕の中ではちょっとマイナスです。
ハトのマークの引越センターの小鳩パック
最後に、ハトのマークの引越センターの小鳩パックを見ていきましょう。
こんな感じのボックスを使います。
どんな人に向いているかというと、
- 荷物が少ない
- 長距離(片道200キロ以上)
に当てはまる人ですね。
ボックスサイズは、割と大きめです。
高さが170センチあります。これは、ヤマトより40センチ高く、SGムービングより25センチ高く、日通より15センチ高いです。
これなら、冷蔵庫を積んでも、ダンボールや他の荷物もそこそこ積めるでしょう。
料金は、
名古屋⇔大阪間の20,000円が最安値です。
- 東京⇔大阪間は24,000円
- 東京⇔札幌間は36,000円
- 東京⇔福岡間は37,000円
といった感じです。
札幌⇔福岡間の45,000円が最も高い金額となってます。
ミニタイプ・Sサイズは、どっちも想像以上に小さい!ほんまに荷物が少ない人だけ検討するように!
冷蔵庫も洗濯機も運びたいなら、Lサイズのボックスを!
ミニタイプやSサイズでは無理!という方は、ここからのボックスを検討してみましょう。
おすすめは、日通の「単身パックL」、ヤマトの「フルサイズ」、ハトのマークの引越センターの「青春引越便」の3つです。
日通の単身パックL
まずは、日通の単身パックLです。
こんな感じですね。
単身パックLでは、
Sサイズでは積めなかった洗濯機を一緒に積むことができます。
公式サイトに載っている、積載可能な荷物リストです。
- 冷蔵庫(2ドア・109リットル)
- 洗濯機(4キログラム)
- 薄型テレビ(20インチ)
- テレビ台(小)
- 電子レンジ
- 掃除機
- カラーボックス(3段)
- 衣装ケース(39cm×53cm×23cm)
- 姿見
- 布団
- 日通ダンボールMサイズ
(517mm×343mm×343mm)5個
Sサイズに比べてかなり増えましたね。
衣装ケースや段ボールの数も少し増えました。
これなら、
”一人暮らしをすぐにスタートできる一通りの家財道具”
であれば一度に運べます。
料金は、
最安値が16,000円~。
同一市内や県内などの近距離でおよそ2万円弱くらいかなと思います。
東京⇔大阪間くらいならば3万円~5万円くらいだと思います。
クロネコヤマトの単身引越サービス「フルサイズ」
続いて、クロネコヤマトの単身引越サービス「フルサイズ」ですね。
ミニタイプよりも一回り大きいボックスを使います。
容量は、押し入れ1段分。
結構な量ですね。
ボックスサイズは日通の単身パックLとほとんど変わりません。
公式サイトに載っている積載可能な荷物リストはこんな感じです。
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 電子レンジ
- ダンボール10箱
- 衣装ケース3個
- 布団袋1個
- スーツケース1個
サンプルは日通の方が親切ですね。(笑)
ダンボールメインで梱包していきたい人は、ヤマトが参考になるんじゃないかと思います。
料金は、
最安値が12,000円~。
最安値はヤマトの方が日通よりも安いですね。
移動距離が長くなれば、料金差もおそらくほとんど変わらなくなるので、近距離の引越には、ヤマトを使った方がお得になるはずです。
ハトのマークの引越センターの青春引越便
最後に、ハトのマークの引越センターの「青春引越便」というやつです。
サイズで言うと、3つのプランの中では、この青春引越便のボックスが一番大きいです。
一つ注意点があります。
あくまでも、“ハトのマークの引越センターの”ということになっていますが、運送を担当するのは、福山通運だそうです。
見たことありますよね。
注意点はというと、
- 荷物の搬出は、ハトのマークの引越センターがやります。
- 輸送、搬入、セッティングなどは、福山通運がやります。
といった点です。
搬入や家具のセッティングは福山通運がやるみたいですね。全部の作業をハトのマークの引越センターにお願いしたいという方は、青春引越便はダメですね。
小鳩パックでボックスを2つ使うとか、そういった工夫が必要になりますね。
※ちなみに、青春引越便のボックスに積み込めなかった荷物は、ボックスと一緒に届けてくれるみたいです。
青春引越便については、料金の記載がありませんでした。おそらく小鳩パックに数千円ほど足したくらいかなと思います。
※福山通運にも青春引越便があり、そちらも料金は要見積りとなってます。料金を知りたい場合は、見積もりをとらないとダメみたいです。
Lサイズでもギリギリになりそうな方は青春引越便ならちょっと安心かも。
ボックスを複数使うのは得?損?
これは難しい問題ですね。
例えば、
- “Sサイズやったらギリギリ無理やわ~” ⇒Lサイズで!
- “Lサイズやったらちょっと足りへんわ~” ⇒Sサイズ×2で!
- “Lサイズでも全然無理やわ~” ⇒Lサイズ×2で!
といったところでしょうか。
こればっかりは実際に荷物を積んでみないと分からないので何とも言えませんね。
少し荷物がはみ出すくらいなら、普通の郵便や宅急便で送ると良いかもですね。
複数のボックスを使う時のポイント
①料金はボックス単位なので、2個なら単純に倍の金額になります。
②複数のボックスを使うと、複数ボックス割という割引が適用されます。
- 日通⇒1ボックスにつき1,000円割引(2個利用で2,000円割引)
- ヤマト⇒1ボックスにつき1,000円割引(2個利用で2,000円割引)
- ハトのマーク⇒2ボックス目以降、1ボックスにつき1,000円割引
ちなみに、ボックスを2個以上使うと、場合によっては2トントラックを使った普通の引越しプランの方が安くなる場合があります。
移動距離が長くなると、ボックス1個単位の料金も高くなります。
ボックス2個分で2倍の料金を払うよりも、格安のトラックを使ったプランの方が安くなるかも?ってことですね。
自転車やソファも運びたい場合には日通の「単身パックX」!
※単身パックXはサービスを終了しました。
あんまりないとは思いますが、単身でも荷物が極端に多い場合の話です。
ふっかふかのソファ、4人掛けのテーブル、本格的なロードバイク(自転車)、セミダブルベッド…
めちゃリッチな一人暮らしやなー(笑)。
でも、日通なら、この荷物ぜ~んぶ一気に運べます。
それが、
単身パックX!
専用ボックスじゃなくて、鉄道コンテナを使うんです。
これはめっちゃ積めます。大容量ですね。
しかも、コンテナ1台を貸し切りで使えます。
単身パックLの約3倍の容量らしいです。
他の荷物と一緒になることもないので安心ですね。
料金は、距離別の固定料金制です。
- 東京⇔大阪間で59,000円
- 東京⇔福岡間で75,000円
- 北海道⇔福岡間で98,500円
- 愛知⇔京都間で51,000円(最安値)
5万円~10万円以内で全国どこでも引越しできる感じだと思ってもらえるといいかなと。
単身パックXの注意点
単身パックXを使うときに、特に注意しておきたいのは以下の3つ。
①移動距離の目安が150キロ以上
②取り扱いエリアがある(鉄道輸送なのでそのエリア内)
③荷物が届くのは翌日以降
基本的には長距離の引越し向けです。
鉄道の輸送なので当然と言えば当然ですね。
問題は取り扱いエリア。
都道府県をザッと挙げると、
- 北海道
- 宮城
- 東京
- 神奈川
- 埼玉
- 千葉
- 愛知
- 大阪
- 京都
- 兵庫
- 広島
- 福岡
になります。
これ以外の都道府県にお住まいの方、すいません。
別のプランで行きましょう。
まとめ
- 近距離&家電も運ばない
- 冷蔵庫だけは運びたい
- 冷蔵庫だけは運びたいねん。でも遠いねん。
- そこそこ近いし、冷蔵庫と洗濯機を一緒に運べたら嬉しいねんけど。
- 冷蔵庫と洗濯機は持っていきたいわー。遠いんやけどな。
あなたの荷物の量にピッタリくるボックスはあったでしょうか?
正確な料金は見積もりを取らないと分からないので、ここに書いた料金はあくまでも参考程度に。
単身パックの見積もりは【ズバット引越し比較】がお得
引越し料金の見積もりは、一括見積りサイト【ズバット引越し比較】がおすすめです。
理由は1つ。
通常の見積もりよりも、絶対に料金が安くなるからです。
一括見積りサイトには、大きなメリットがあります。それは、“各業者の最安値を引き出せること”です。
これは、一括見積りをすることで業者同士で価格競争が起きることによる値引きが大きなポイントです。
大手業者であっても、最安値の金額まで値引きしてくれることがあります。
大手業者は料金が高いというイメージがあるかもしれませんが、一括見積りを使うと、格安の中小業者に負けないくらいの安い費用で依頼できるかもしれません。
利用はすべて無料です。引越し業者の限界最安値を引き出せるのは、一括見積りだけです。是非、有効活用しましょう。