引越し料金は、業者選び・引越し時期・荷物の量などによって決まります。ここでは、「荷物の量」と引越し料金の関係について触れていきたいと思います。
荷物の量が増えると料金が高くなる理由
なぜ荷物の量が増えると、引越し料金が高くなるのでしょうか?理由は、人件費および設備費などに影響するからです。
引越し業者が算出する金額のほとんどは、人件費(スタッフの人数)と設備費(梱包資材・トラックなどの引越し作業に必要なモノ)が占めています。そのため、荷物を減らすことで、引越し業者がその現場に送り込むスタッフの人数を減らし、小さなトラックで済ませることできるようにするだけで、引越し料金は安く抑えることができるというわけです。
荷造りの段階で、必要なモノと不要なモノをしっかりと仕分けをして、業者へ運搬を依頼する荷物(段ボール箱や家財道具)を減らしましょう。
大きな家具家電は買い替える?持って行く?
ダンボール箱がいくつになるかということも、荷物の量を決める上では大事な要素になってきますが、トラックのサイズを決める時の指針になるのは、大きな家財道具(家具・家電)があるかどうかです。
ベッド・テーブル・ソファ・タンス・などの家具をはじめ、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンなどの家電製品がいくつあるかによってトラックのサイズは変わります。もちろん大きなトラックを使用するとなると料金も高くなるので、出来るだけこれらの家具家電は減らしたいところです。
とはいっても、新居でもこれらの家財は必要ですし、買い替えるほど古くもないという場合がほとんどかもしれませんが、もしもう10年以上使っている家電製品があれば、買い替えを検討しても良いかもしれません。
現在の家電製品は、省エネ機能がどんどん進化しており、昔の家電製品とは電気料金の安さは比べ物になりません。エアコンなどがその最たる例ですね。もし、まだ使えるけど電気代が高いものや、古くて何度も修理して使っているものなどがあれば、引越しをする今が替え時だと思います。
とはいえ、新しく買い替えるのにももちろんお金が必要になるので、長期的に見た場合の損得をしっかり見極めて計算しましょう。もし買い替える予定があるなら、無駄に運搬費用を使わずに買い替えた方がお得になる場合もあるということです。
処分にお金がかかってしまうこともありますが、これは、家電量販店で引き取ってくれる場合があります。これは、何か新しく商品を買った時に、今使っているモノを無償で引き取ってくれるサービスです。どの家電量販店でも行っているサービスなので、もし買い替える際は、必ず引き取ってもらうようにしましょう。不用品として処分すると、大型の家電は数千円という費用がかかってしまうこともあるので注意が必要です。